単品怪談

身の回りの道具について(実話)


裁断機など

 2007年11月15日午後8時30分ごろ、茨城県筑西市中上野のリサイクル工場で、鉄くず裁断用の機械内に入り、金属製の刃の交換作業をしていた同市押尾、従業員広瀬雄之さん(21)が、下りてきた刃に全身を挟まれた。
 刃が上がっている間に、救出しようとした同僚の同市成井、鈴木信行さん(55)も全身を挟まれ、いずれも即死した。
 筑西署によると、機械は高さ約8メートル、幅約5メートル、奥行き約10メートルで、板状の刃が上下し、土台に置かれた鉄くずなどを裁断する仕組み。2人は同僚4人とともに、同6時30分ごろから作業をしていた。同署は、業務上過失致死容疑で原因などを調べている。
(2007年11月16日1時22分 読売新聞)


携帯電話など

 2009年1月25日午前8時半ごろ、大阪市淀川区西中島3丁目の阪急京都線の踏切で、近くに住む私立履正社高校1年の山本智美さん(15)が正雀発梅田行き回送電車にはねられ、全身を強く打って間もなく死亡した。
 淀川署によると、山本さんは別の上り電車が通過後に、携帯電話で話しながら遮断機をくぐって走り抜けようとし、下り回送電車にはねられたとみられる。同署は山本さんが上り電車に続けて下り電車が通過することに気付かずにはねられたとみて、詳しい状況を調べている。 調べでは、山本さんは同日午前8時半に、現場から約1.5キロ離れた阪急十三駅で友人と待ち合わせをしており、一緒に英語検定の試験に行く予定だったという。
 阪急電鉄によると、この電車が現場に約5分停車した。〔共同〕

 2009年3月5日午前8時19分ごろ、横浜市鶴見区鶴見中央1丁目のJR京浜東北線の鶴見駅で、携帯電話の操作をしながら歩いていた同市の派遣社員の男性(31)がホームから転落し、南浦和発磯子行きの普通電車(10両編成)にはねられ死亡した。
神奈川県警鶴見署の調べでは、男性はホームの白線の外側を歩いていたといい、過って転落したとみられるという。
 事故で同線や東海道線、横須賀線に遅れや運休が出て、約10万3千人に影響した。
[朝日新聞]2009年3月5日11時53分

 2010年5月18日午前10時10分ごろ、東京都中野区のJR東中野駅で、中央線下りホームにいた都内の無職女性(33)が、千葉発三鷹行き普通列車(10両編成)にはねられた。警視庁中野署によると、女性は左側頭部を打って約3時間半後に死亡が確認された。同署は、目撃情報から、女性が携帯電話の操作に気を取られて電車の接近に気づかなかったとみている。
 中野署によると、事故直前、ホーム中ほどにいた女性が下を向いて携帯電話を操作しているのを近くにいた複数の人が見ていたという。同駅に停車しようとした電車の3、4両目の連結部付近が、女性の側頭部に接触した。
 JR東日本によると、在来線ではホームの黄色い線から先端までは、国土交通省のガイドラインで80センチ~1メートルある。女性は携帯の操作に熱中していて、線を大きく踏み越えていたとみられる。

 2001年10月23日午後11時10分ごろ、東京都世田谷区北沢二の小田急線の踏切で、俳優の菅原文太さん(68)の長男で、俳優の加織さん=本名・薫さん=(31)(武蔵野市吉祥寺北町)が、相模大野発新宿行き上り普通電車にはねられ、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
 警視庁北沢署の調べによると、携帯電話をかけながら遮断機を越え、歩いて踏切を渡ろうとしていたが、下り電車に気をとられているうちに、上り電車にはねられたという。加織さんは一人だった。
 現場は同線下北沢駅近くの踏切。






防音壁など

 2013年4月22日午後2時半ごろ、川崎市宮前区南平台の東名高速道路上り線に設置された防音壁の中から白骨化した遺体が見つかった。神奈川県警宮前署が身元の確認や死因の特定を進めている。
 同署によると、防音壁の張り替え工事をしていた男性作業員(46)が高さ約6メートルのところで外装板を撤去したところ、中から遺体が見つかった。遺体は完全に白骨化した状態で性別も不明。頭部は見つかっていない。セーターとズボンを着用していたが、靴は履いていなかった。
 防音壁はパネルの2重構造で、隙間は約30センチあり、高速道路の外側から人が侵入することも可能だという。


駐車場など

 2013年5月6日午後4時50分ごろ、京都市西京区桂畑ケ田町のスーパー「マツモト上桂店」の立体駐車場2階で、同区桂清水町の無職男性(79)運転の乗用車が約60メートル暴走し駐車場のコンクリート壁に衝突する事故があり、男性は搬送先の病院で死亡が確認された。西京署によると、検視などの結果、男性が事故直前に病死していた可能性が高いことがわかったという。
 同署によると、男性の車が動き始め、途中から急に加速して壁に衝突する様子を、複数の買い物客が目撃していた。事故によるけが人はなかった。
 病院での診断や検視の結果、男性の心臓に近い大動脈瘤(りゅう)が破裂していたことが判明した。同署は男性が運転中に病死し、その後、車が暴走した可能性が高いとみて、詳しい事故原因を調べている。






チェーンソーなど

 2013年5月9日午前8時35分ごろ、横浜市港南区芹が谷の民家で、杉の木の剪定(せんてい)作業をしていた近くに住むアルバイト、安藤淳さん(76)が倒れているのを住人が見つけ119番通報した。安藤さんの首には深さ2~3センチ、長さ約5センチの傷があり、病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。
 神奈川県警港南署によると、安藤さんは高さ3~4メートルの杉の木の高さ2メートル付近にはしごを掛けて、二股に分かれた直径約8センチの幹を剪定。同署によると、幹を切り落としに使っていたチェーンソーが反動ではね、安藤さんの首に当たったとみられるという。






太巻き寿司など

 2013年6月5日、十勝の幕別町の国道で、乗用車が道路脇の街路樹に衝突し、運転席にいた87歳の男性が死亡した。
 警察は死因や車内の状況から、運転中に食べていた太巻きをのどに詰まらせて死亡したとみて事故の状況を調べている。
 5日午前11時すぎ、幕別町千住の国道38号線で乗用車が歩道に乗り上げ、街路樹に次々と衝突して停まった。運転席には町内の87歳の男性がいて、病院に運ばれたが、死亡が確認され、医師が調べた結果、大きな外傷はなく、死因は窒息死と分かった。
 警察によると、男性の口の中には食べ物が残っていて、車内には食べかけの太巻きが落ちていたという。






遺体など

 2013年6月5日、茨城県警は水戸市谷田町で2日に発生した火災で、水戸署員が現場で発見した遺体の腰部を、家族が飼っていた犬の死骸だとして引き渡していたことを明らかにした。
 県警は家族からの指摘で事態を把握、家族に謝罪したという。水戸署の宮内好治署長は「あってはならない事案を発生させてしまい、ご家族、県民におわび申し上げる。二度とこのようなことがないよう指導を徹底する」とのコメントを出した。
 火災は2日未明、会社員加藤木好夫さん(54)方から出火、木造2階住宅約180平方メートルと隣接する3棟を全焼し、加藤木さんと妻の幸江さん(54)が行方不明となっていた。
 県警捜査1課の発表によると、水戸署員8人と県警科学捜査研究所員2人、消防隊員らが現場を実況見分。2日午前、住宅1階部分から身元不明の遺体1体を発見した。正午頃には別の遺体の一部とみられる部分を見つけたが、水戸署員は、加藤木さんが室内で飼っていた小型犬の死骸と思い込み、現場で家族に引き渡した。加藤木さん方では犬を2匹飼っていた。


Tweet

単品怪談