単品怪談

連鎖の銃弾(実話)


2007年12月13日

 2007年12月13日午前6時頃、栃木県益子町益子の真岡署益子交番の2階仮眠室で、この交番に勤務する同署地域課の巡査(23)が、腹部から血を流して死亡しているのを、同僚の巡査部長(59)が発見した。
 畳の上に拳銃が落ちており、枕元に「迷惑かけてすいません 拳銃で自殺したことごめんなさい」というボールペンの走り書きがあった。
 巡査は寝たまま撃ったとみられ、弾丸はへその脇から体を貫通、畳にめり込んだ状態だった。死因は失血死。

 巡査と巡査部長の二人は、13日午前2時に仮眠を終えて警らに出る予定だった。しかし、巡査が「腹の調子が悪い」と申し出たため、巡査部長は一人では警らできないことから午前3時25分頃から、真岡署の当直勤務を応援するため交番を出ていた。



2008年2月10日


 2008年2月10日午後5時頃、栃木県益子町益子の真岡署益子交番の2階トイレで、同交番で勤務中だった巡査長(27)が右側頭部を拳銃で撃って自殺しているのを、同僚の巡査部長(60)が発見した。
 トイレ内には「自分は弱い人間です。生きていくことに疲れました」と書かれたメモが残されていた。
 自殺した巡査長は2006年3月から同交番で勤務。昨年11月から、家庭内の悩みを上司に相談していたという。



GIMA注:
 記事をまとめていてふと思ったのだが、2007年12月に発見した巡査部長と2008年2月に発見した巡査部長は、同じ人なのだろうか。
 安いミステリーだと、そこから意外な事実と動機が! なんてことになるんだけど、実際はどうだったんだろう。


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